15日 22:18 標高2920m 七合目・大陽館着。
充実した食事が食べられるそうです。豚汁はおかわり自由?
八合目に雪が積もる10月中旬頃まで営業しているようです。
陽の沈む夕方からの登山でしたがここまでは汗が噴きだす感じで着てたロンTが汗だく。
半袖一枚で良かったなと。
しばしの休憩を経て、再登山。
15日 23:34 標高3140m 本七合目・見晴館着
ここに宿泊して子連れ登山に成功したという話を良く聞く山小屋。冬の積雪で建物が
よく壊されるため、修復工事がたびたびあり、そのおかげでまだ建物が新しいそうです。
一発で判る、白い鳥居が迎えてくれます
本七合目付近から、動いてても寒さを感じるようになってきました。
汗をかいたシャツを脱いで新しいモノに着替えて・・・
少しずつ防寒対策が必要になってきました。
16日 0:18 標高3270m 八合目・下江戸屋着
吉田ルートと須走ルートの下山道の分岐点にある山小屋。本八合目の胸突江戸屋と姉妹店。
皇太子殿下が宿泊されたことがあるそうですが、その時は残念ながら悪天候のため八合目
で下山されたようです。
この辺りから寒さもかなりなモノで少しずつ自分の体力が奪われていくのを感じまシタ
16日 0:50 標高3370m 本八合目・胸突江戸屋 着
吉田ルートと須走ルートの登山道の合流地点で2003年にバイオトイレが設置されたそうです
ココのお兄さんが「 御来光は頂上で見てもここで見ても同じだよ 」 と休憩していくよう誘って
くれるそうですが、どうせならテッペンからがエエですよね
ココまで時間的にも体力的にも精神的にも全く問題なかったのですが…
ここからが寒くて、辛くて、苦しくて…
写真を撮る余裕すら全く無い状態。
9合目までは何とか足が進んだものの、それより先は少し歩いては休憩。
また少し歩いては休憩の繰り返し。9合目からは急に頭も痛くなってくるし。
自分でも高山病になりかかっているのが判ってましたがココまで来れば行くしかないし。
できるだけ呼吸を乱さぬように一歩一歩ユックリと進みました。
後輩のM本君も苦しそうでした。
よく聞く話しですが、3500mを超えるとホント足が前に出ない。
苦しくて何度も心が折れそうになりましたが、仲間の励ましもあって
何とか無事須走口頂上に着く事ができました。
16日 3:00 過ぎやったと思います。
後は御来光を待つのみ! ってそう簡単にはいきませんでした。
富士山の夜の頂上は夏でも真冬並の寒さと聞いておりダウンジャケット着て
その上からモンベルの合羽を着ましたが、それでも寒くて寒くて・・・
あんな寒さは真冬でも体験した事が無い位で。
頭痛いし、寒いし、疲労はピークにきてるし・・・
ついウトウトと落ちちゃいそうでしたが我慢して起きてました。
( ココで寝るのは良くないみたいです )
で、下を見ると写真を撮るには良いシチュエーションで!
寒いけど気合をいれてシャッターをバシバシ切ってると何故だが段々と元気になってきて ( 笑
月に照らされた影富士撮影
それなりに復活 ^^ ?
しのっちサンは・・・ ほんの少しだけツラそうでしたがカメラ遊びで元気に・・・
きょんぺいサンは・・・ これまた元気で恐ろしい男ですわ
M本君は・・・ かなりヤバイ状態でした
徐々に東の空が明るくなり始めてきました
頑張って全員で富士山のテッペンから御来光を拝む事できました
( 1/250 F6.3 ISO200 2011.07.16 4:43 )
この御来光を生涯忘れる事は無いでしょう。
男泣きとまではいきませんでしたが、ポロリポロリと数滴涙が出ましたヮ( 秘 )
日本一の富士山から見る御来光。
苦しくて辛くても人々がココに来る意味が判ったような気がしました。
ホント、言葉じゃ言い表せないです。
で、この後ホントにやばそうだったM本君は下山を決意。
ほんとココまで良く頑張りました。
須走登山口のテッペンから御来光を見た後は、本当の日本のテッペン!
剣が峰 3776m を目指す事を決め いざ出発~!!
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